感謝の気持ちは手書きで!サンキューノートとは?

突然ですが、最後に手書きの手紙を贈ったのはいつですか?
最近日本の若者の活字離れが深刻化していますね、すっかり手紙を書く機会も減ってしまいました。
ところが海を渡ったアメリカでは、グリーティングカードの市場はなんと年間売り上げ6000億円、カードショップは10万店舗、カードメーカーは全米約3000社。(2011年)
更にショッピングセンターには必ずと言っていい程グリーティングカードのお店を見つけることができます。

この違いは一体どこからくるのでしょうか…?
今回はアメリカのカード事情のあれこれとサンキューノートについて書きたいと思います。

 

アメリカはカードを贈る習慣がとにかく多い!

日本と異なり、とにかくカードを送ることの多いアメリカ。
バレンタイン、感謝祭、クリスマスなどの年間行事だけでなく、誕生日や退職、進学といったイベントにもカードは欠かせません。

ちなみに選び方はデザインの好みだけでなく「書いてあるメッセージの善し悪し」にも大きく左右されます。
(500)日のサマー」で話題になったジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるトムも、グリーティングカードのライターをしていますね。
カードの文面を考える人には、豊かな感受性と表現力を求められるのです。

しかもお父さん用、お母さん用、といった大雑把な分かれ方だけでなく、義理のお父さん用、年下の彼用、××歳の人用、面白系、ロマンス系、シリアス系と、メッセージのスタイルも幅広く、まさにカード選びは一期一会なのです。

 

ありがとうを伝える「サンキューノート」

そんなアメリカには、サンキューノート(thank you note)というもの存在します。
サンキューノートとは礼状のことで、相手に何かしてもらった時に贈るカードのことです。
(Thank you cardとも言います。)
プライベートからビジネス上の関係など、様々な場面で使えるのが特徴。
ほとんどが二枚折りで、表に「Thank you」もしくは「Thanks」と書いてあります。

アメリカではこのサンキューノートが幅広く使われていて、
推薦状を書いてくれた先生、
子供の面倒をみてくれた親戚、
素敵な出会いをもたらしてくれた親友、
突然のプレゼントを贈ってくれた恋人、
どんなに些細なことでも、感謝の気持ちはカードで贈る文化があります。

手書きの方が気持ちが伝わりやすいですからね。

日本でもサンキューノートは売られていますが、皆さん普段カードは贈られますか?
これを機に、日々感謝している人にカードを贈ってみてはいかがでしょうか。

関連記事

カテゴリー「雑学」の人気記事TOP5

  1. 外国から日本はなんと呼ばれている?
  2. 食べるために吐く!?古代ローマ貴族の異常な暮らしぶりとは?
  3. 「英国王室御用達」ブランドの紅茶でちょっと贅沢なひと時を
  4. ロッソとビアンコはどっちが赤でどっちが白?
  5. 階級意識が強いアラブ人~イラクのマナー
モバイルバージョンを終了