トイレットペーパーの三角折ってマナーなの?
ホテルや飲食店のトイレに入るとよく見かけるのがトイレットペーパーの三角折です。これって見た目もいいし、次に使う人気の気配りも感じられるので、私も入った時に三角折になっているかどうかで気配り度合いを測る時があります。
そこで疑問となってくるのがこの三角折は次に使う人に対するマナーなのでしょうか?
今ではマナーと思い込んでいる方も多いようですが、実はこれはマナーではありません。そこで、今回はなんでトイレットペーパーの三角折が始まったのか、その経緯について説明します。
最初にやったのは消防士!
これは定かな話ではないのですが、トイレットペーパーの三角折は消防士が始めたという説が濃厚とされています。
消防士はいつ災害が起こって出動しなければならない事態が来るか分からないため、すべてのことに迅速さが求められます。この三角折もそのような状況に置かれた消防士の知恵から生まれたと言われています。
トイレットペーパーの先が三角だと掴みやすくて、その分、トイレから出る時間が短縮できるというわけです。因みにトイレットペーパーの三角折はファイヤーホールドとも呼ばれ、この呼び方の由縁はファイヤーマン(消防士)が考えたことからついたそうです。
となれば、トイレットペーパーの三角折が生まれたのは消防士から、という説は濃厚かもしれませんね。
三角折は掃除完了の合図
今ではホテルや飲食店でのトイレットペーパーの三角折は定番化していますが、実は日本で初めてこの三角折を始めたのは帝国ホテルです。帝国ホテルではトイレットペーパーの三角折を、部屋の清掃が完了したことを従業員に知らせるための合図として利用していました。
ということは、現在、ホテルや飲食店でトイレットペーパーが三角折されているのは、清掃が完了したことを知らせる合図というわけです。
すべてのところがその意図をもってやっているわけではないでしょうが、もともとは掃除完了の合図だったと覚えておきましょう。
女性宅へお邪魔した時に三角折を見つけたら、この話の使いどころが出てくるかもしれませんね。