バー取材編第5回目です。
今回はバーでの滞在時間やカクテルの飲む時間など、時間に関するマナーについて紹介したいと思います。
バー初心者は是非とも知っておきたいマナーですね。
ショートとロングの本当の意味とは?
カクテルは大きく『ショートカクテル』と『ロングカクテル』の2種類に分けられていることはご存じの方は多いかと思います。
それぞれ代表的なカクテルを挙げると、
ショートカクテル
・マティーニ
・ギムレット
ロングカクテル
・ジントニック
・スクリュードライバー
などがありますね。
このショートとロングの違いをグラスの大小や長さのことだと思っていた方はいませんか?
お恥ずかしい話、私がその一人だったのは内緒…
答えは『時間』です。
飲み干すのに最適な時間によって分けられているんですね。
ですので正式名称は
ショートカクテル → ショートタイムカクテル
ロングカクテル → ロングタイムカクテル
になります。
カクテル一杯を飲み干す最適時間は?
バーテンダーさんからするとせっかく美味しい状態で提供したお酒がぬるくなったり、氷が溶けて水っぽくなってしまうのは少し悲しいことのようです。
もちろんお客様がお金を払って飲んでいるので基本的に飲み方は自由ですが…ね。
紳士たるものね!
一般的には、
ショートカクテル・・・3〜10分くらい
ロングカクテル・・・15〜20分くらい
で飲むのが最適と言われています。
絶対守るべきもの!ではありませんが、知っていると知らないでは心持ちも変わってくると思います。
例えば、自分が誰かのために頑張って焼きそばを作ったとしたら、「熱々のうちに早く食べて!」って思いませんか??
私の焼きそばとプロのバーテンダーさんのカクテルを比べるべきものではないと思いますが。
そういう気持ちだと思います。
ちなみにショートカクテルは3口で飲むのがベスト!と言われていますので頭の片すみにでも入れておいて頂けるとうれしいです。
ショートとロングの見分け方は?
ズハリ「氷」です!
グラスに氷が入っているかいないかで、ロングかショートかを見極めるのが一番簡単だと思います。
もうお分かりかと思いますが、
氷が入っているのがロングカクテル、
入っていないのがショートカクテルです。
氷が入っていないショートは時間が経つとぬるくなってしまうので、早めに飲んだ方が良いということですね。
逆にロングカクテルは氷が入っているのでぬるくはなりにくいですが、氷が溶けて水っぽくなってしまうまでには飲み終えたいところです。
取材をして改めて感じたのですがバーテンダーさんはお客様に最高の一杯を楽しんでもらえるように魂を込めて作っています。
まさにプロフェッショナルです。
マナーにガチガチになって全然楽しめないというのは本末転倒ですが、紳士はそのバーテンダーさんの気持ちに答えるべくお酒を楽しみたいですね。
バーテンダーさんへの取材編は全8回でお届けします。是非興味のあるものをチェックしてみてくださいね!
第2回 紳士はバーでクレジットカードを使わない?(取材編)
第3回 バーで口説いた女性とかっこ良く店を出る方法(取材編)
第4回 バーテンなどと呼ぶな、バーテンダーと呼べ(取材編)
第5回 バー初心者必見!カクテル一杯にかける時間は?(取材編)
第6回 初心者必見!長居は無用?バーでの紳士な滞在時間は?(取材編)
第7回 なぜバーテンダーはグラスをピカピカにするのか(取材編)
第8回 初めて入るバーでまずジントニックを頼め!は本当か?(取材編)
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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