最近の海外での和食ブームはすごいですよね。
和食で代表的な料理といえば寿司ですが、世界各国でその地域に合った独自の寿司が開発されて面白いことになっています。
カリフォルニアロールなどは定番ですが、最近では巻き寿司を天ぷらのように揚げてしまったものや、バナナやいちごなどがネタになったりしているようです。
おそらくご飯と海苔で巻いていれば何でも寿司である、という感覚なのでしょうね(笑)
寿司というと、良く耳にするのが「おあいそお願いします!」という言葉です。
いわゆるお会計の時に聞くやつですね。
この「おあいそお願いします」って(むむっ、お寿司通の人だな、この人は。こやつ、デキるな。)という紳士感を出すことが出来そうですが、そうでもないのです。
ご存じの方も多いかと思いますが、この「おあいそ」という言葉は
元々お寿司の店員さんが使う言葉、いわゆる業界用語にあたるわけですね。
元々はお店側が「お金の話などして愛想のないことですが、お勘定をお願いします」とお客に伝えたことに由来するそうです。
それを逆に客の立場から使うと、「こんな店には愛想が尽きた」というような意味になってしまうんだとか。
とはいえ最近の回転寿司とかでは「おあいそボタン」なるものも存在しているようですね。
マナーは時代によって徐々に形を変えるものですからいちいち目くじらを立てるものではないですが、紳士な皆さんとしては言葉の由来を知っているというくらいがちょうど良いのではないしょうか。
お寿司屋さんでは「お勘定お願いします!!」が無難ですかね。
(出典:ことば研究室)
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