フランス式のテーブルマナーは広く知られているけれど、アメリカ式のマナーは日本ではあまりメジャーでないですね。
家族での集まりや親しい友人とのお食事会以外ではあまりフォーマルな場になることもないようですが、アメリカのマナーはフランスのそれと比べると色々違う点があってちょっと面白いです。
アメリカに旅行に行く方は多いと思いますので、アメリカ式マナーも覚えておいて損はないですね。
アメリカ式マナーのあれこれ
使っていない手(左手)は膝の上におく
アメリカ式マナーではテーブルの上に手を置くのはマナー違反とされているようです。
フランスでは「私は武器を持ってないよ!」という意味にも繋がるので、左手は常にテーブルの上です。
日本もフランス式のマナーを踏襲してますので、ちょっと違和感があるかもしれないですね。
パンはお皿の左上端に置く
パンを置く位置のマナーもあるようです。
ここらへんはちょっと細かいですね。
お手洗いに行く際には、ナプキンはゆるやかにたたみ、お皿の右か左隣に置く
食事中のナプキンをテーブルの上に置くのはマナー違反としているフランス式に対して、アメリカでは逆にテーブルの上に置くが正解のようです。
難しいですね。
「お手洗いに行きます」とは決して言わない
紳士っぽいですね。多くは語らずみたいな。
「Excuse me(失礼します)」か「I’ll be right back(すぐ戻ります)」と言うのがマナーです。
「塩を取って!」といわれたら、胡椒もセットでとる
こういう細かい気遣い良いですね。
でも日本でやるとちょっと変な感じになりそうです。
ワインはグラスになみなみ注ぐ
アメリカっぽく豪快な感じがしますね。
まさに合理性といったところでしょうか。
ちなみにフランス式のワイングラスの注ぐ位置は以前の投稿のワインってどこまで注げばよいの?の記事を参考にしてくださいね。
フライドポテトは手で食べてよい
実にアメリカっぽいマナーですね。
フライドポテトは別物なのです。
自分の飲み物を注ぐ前に他の人に飲み物は欲しくないか聞く
日本でも良く見られる光景ですが、マナーとしてあるんですね。
さすが合理化の国です。
料理を一口大に切ったら、右手のナイフを置き、左手にもっていたフォークを持ち替えてから右手に持って食べる
これも以前の投稿で書きましたね。
ジグザグイーティングという所作ですね。
詳しくは国際的にOKなの!?肉を食べるときのちょっとしたマナーをご覧ください。
国によって随分違うということが分かったかと思います。
マナーは周りの人を不快にさせないという要素が強いので、「郷に入りては郷に従え」の精神が良いのではないでしょうか。
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