同じ握手でも国によって考え方やマナーも違います。
国際社会では握手の仕方を間違えただけで相手から嫌われてしまったり、大事な仕事を失ってしまったり…と損をしてしまうかもしれません。紳士としては、挨拶の基本の握手は完璧にこなしておきたいところ。
本日はそんな握手のマナーに関して紹介します。
そもそも握手はなぜするようになった?
Wikipediaによると
とされています。お互いに敵ではありませんよということを示し、好意的な行為として昔から自然と行われてきたのではないかと思います。
国際的な握手のマナー
しっかりとした国際的なルールがあるわけではないので、欧米の握手の仕方を基本として各国の事情を踏まえ、ほぼほとんどの国で通用するマナーやタブーを取り上げていきたいと思います。
それでは具体的にどんなものがあるか見ていきましょう。
その1 右手で握手をする
イスラム教では左手は不浄の手とされているため、左手の握手は「相手を嫌う・嫌っている」と本来の握手の意味とは真逆になる意味になってしまいます。これはイスラム教に限ったことでもないようなので、左手での握手はしないように注意しましょう。
その2 しっかりと相手の目を見る
日本人の挨拶は握手よりお辞儀が浸透しており、どうしても頭を下げてしまいがちですが、欧米を始めとした国際的な握手では、しっかりと相手と目を合わせながら手を握るのがマナーです。良かれと思ってお辞儀をしながら握手をすると、逆に不信感を抱かせてしまうことにもなりかねません。
ちょっぴりニコッと笑いながら相手の目を見て握手をすれば、あなたも国際派紳士の仲間入りです。例外として王族や皇族との握手の際は頭を下げます。
その3 手袋は外して握手をする
手袋をつけたまま握手をするのは失礼になります。外してから握手をするのがマナーです。しかし、礼装の女性は食事時以外は手袋を外さなくてもよいとされています。
その4 目上の人から握手をする
ビジネスの場では何とも言えないこともありますが、基本的には目下の人から目上の人へ握手を求めるのは失礼にあたりますのでマナー違反です。目下の人は目上の人の握手を待ちましょう。
その5 男性から女性に握手はしない
女性との握手で男性から先に握手を持ちかけるのは原則的にマナー違反とされています。男性は女性の体に軽々しく触れてはいけません。また、イスラム教では男女の握手を禁止している宗派もありますので、気をつけましょう。
男性は女性からの握手を待ったほうが良いです。
その6 握手は適度な力で
握手が強すぎると攻撃意識があると思われ、逆に弱すぎると誠意がないと思われてしまう場合も。相手が不快と思わない程度に握りしめましょう。相手が女性の場合は優しく握るのもマナーです。
これからのビジネスマンは
握手と同時に自分の気持ちを伝えたり英語での会議など、ビジネスでも英語を使う機会が増えていますよね。自分のキャリアアップのためには英語の習得が避けては通れない時代でもあります。また、社内公用語がいきなり英語になって大変…という方も少なくないかと思います。
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これからの紳士は、握手などここで挙げたマナーを守るのはもちろんのこと、「あなたに会えて嬉しい」や「信頼しています」など気の利いた一言が必須といえそうですね。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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