えっ!イギリスとフランスでは正反対!?お店への入り方


誰かと食事に行ったとき、お店に自分が先に入るか、後に入るかで迷ってしまった、という経験はありますか?
ほとんどの方は相手を先に入れるのが正解と考えると思います。
はたしてそれは本当に正解でしょうか。
国によってレディーファーストの考え方やマナーも変わってきます。

恋人や上司と食事するとき、スマートにお店に入れた、それだけで相手に与える印象もぐっと良くなりますので改めて確認しておきましょう。

 

デートでは…

男女二人で食事に行く場合、じつはイギリス式とフランス式でマナーが異なるのです。

イギリス式

イギリスでは「英国紳士」といわれるだけあって、常にレディーファーストの姿勢を崩しません。
お店に入るときも女性が最初です。

フランス式

フランスでは、イギリスとは逆に男性が先に入ります。
意外ですよね。
なぜだと思いますか?
昔、女性だけではレストランに入ることが許されていない時代に出来たマナーであり、部屋に敵がいた場合、女性が先に入ると女性が襲われてしまう、という考えがあったのだそうです。

そのため、男性が先に入り女性を守る、という形になりました。

 

どちらの国も女性を大切にする気持ちが反映されているのだと思うと、素敵ですね。
ちなみに日本はイギリス式が通常です。
なぜかというと、明治時代に宮内庁がテーブルマナーを学びに行ったのがイギリスだからですね。
明治時代の歴史がこんなところにも反映されているとは、面白いですね。
ちなみに現在の国際的マナーもイギリス式です。

 

ビジネスでは…

上司と一緒の場合は、上司を先に通すようにしましょう。
接待など、お客様と一緒の場合はお客様を先に通してください。

また、どちらの場合でも、自分が予約をしている場合は、受付カウンターで
「○時から予約している、○○です。」と時間と名前を告げるようにしましょう。
他の人が予約している場合は、一歩引いて待つようにしましょう。

 

 

以上、今回はお店への入り方についてまとめました。
冒頭部分に意味深な問いかけしてしまいまして、申し訳ございません。
おそらくほとんどの方が正解でしたね。
マナーとはその時代背景や環境によって変わってくる、という「面白さ」を伝えたかったのです。
ご容赦下さいませ。

今回のどちらの国のマナーも常に女性を大切にする紳士の心構えが表れていてとても素敵ですね。
この気持ちを私たちも大切にしていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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    Bluebook編集部
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