「おもてなし」と関係が深い歴史上の人物とは?


流行語年間大賞を獲った滝川クリステルさんが東京五輪アピールの時に使った「お・も・て・な・し」という言葉、素敵ですよね。
この「おもてなし」という考え方はある歴史上の人物が基礎を作りました。
誰か分かりますか?

お客様を大切にするという精神は紳士と相通ずるところがあるかと思います。
ぜひ大切にしたい言葉ですね。

 

「おもてなし」の本質とは?

「おもてなし」が『心をこめて客に対応する』というような意味をもっているのは知っていますよね。
では、この基本的な考え方を生んだのは誰だと思いますか?
実は茶道で有名な千利休なんです。
それは千利休の残した「利休七則」に表現されています。

【利休七則】
「茶は服の良き様に点(た)て、炭は湯の沸く様に置き、冬は暖かに夏は涼しく、花は野の花の様に生け、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ」

難しいですね(汗)

要するに
「相手の気持ちを考え、無駄を省き、本質を見極め、相手を想いやり、ゆとりをもって、備えを怠らず、全てのお客様に気を配りなさい」
というようなことが書かれております。

まさに「おもてなし」の本質と言っても良いのではないでしょうか。
客人のもてなしに誠心誠意取り組むのは、日本古来の素敵な考え方。
この精神が先祖から伝わってきたのだと知ると、日本に住んでいることを誇りに思えますね^^

 

「おもてなし」という言葉は日本独特のものですが、紳士のレディーファーストの精神もそれに繋がるものがあるんじゃないかな、と思います。
紳士が女性を大切にするのも、見返りを求めて行う行為じゃないですからね。
日本だけではなく世界中に「おもてなし」の精神が広まっていけば、とても素敵なことだと思います。
2020年の東京オリンピックまではまだまだ先ですが、開催間近になったら沢山の外国人の方が日本を訪れることでしょう。
もし、困っている人がいたら積極的に手を差し伸べ、日本のおもてなしの精神で世界の人々を喜ばせることが出来ればうれしいですね^^

最後までお読みいただきありがとうございました!

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    Bluebook編集部
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