紅茶やコーヒーのソーサー(受け皿)は持つべき?


皆さんコーヒーや紅茶のソーサー(受け皿)を持って飲みますか?
ちなみに『相棒』の右京さんはソーサーを持ちながら飲んでいますよね。
はたして正解は?

 

ソーサー(受け皿)は持つべき?

実はソーサーを持つべきか持たないべきかというより、持ちながら飲む時というのがあります。
それは立食パーティーなど「立ちながら紅茶やコーヒーを飲む時」はソーサーを持って飲むのが良しとされています。
座って飲む場合はソーサーは持たずにカップだけ持って飲みます。
そう言えば右京さんは立ちながら飲んでいるイメージですよね。

 

なぜ立って飲む場合はソーサーを持つのか?

基本的にお皿を持って良いというマナーは日本くらいのもので、欧米を始め世界のマナーではお皿を持つことがマナー違反ということが多いです。
しかし立食の場合はこぼしてしまう危険性もありますので、例外的にソーサーを持つというのが定着したようです。
 

昔はソーサーに移して飲んでいた!?

なんと18世紀頃のイギリスやフランスでは、カップからソーサーに移して温度を下げてから飲むのが主流だったようです。
今考えるとちょっと下品な感じがしますよね。

ティーカップに取っ手も付いていないので持つのにも熱かったようですし、もともと西洋人は猫舌の人が多いみたいです。
他にも当時ヨーロッパの食器はほとんどがお皿だったようで、ティーカップは珍しく慣れ親しんだお皿に移したかったということもあるみたいです。
ずいぶん昔の話かと思いきや20世紀初頭まで続いていた習慣だったとは驚きです。

 

マナーにも例外がつきものですね。
その時の状況や雰囲気で臨機応変に対応出来るのが紳士ではないでしょうか。
ところで『相棒』の右京さんはさすがイギリスに留学しただけあって、英国紳士感がすごいですね。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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