初めて入るバーではまずジントニックを頼め!は本当か?(取材編)


バー取材編第8回目です。
バーの一杯目は何を頼みますか?
良くジントニックを頼めばその店の味が分かる、と言われていますがその話が本当なのかバーテンダーさんに直接伺ってきました。

アサヒビールWEBSITEの洋酒情報「Liquor World」の特集ページ『トップバーマン大槻健二氏、ジントニックの極意を語る。』(http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/liquorworld/topics/n11/)によると、故・大槻健二氏は
諸先輩の方々から「バーに行ったら、まずジントニックを飲め」と教えられました。
「数あるジンのなかからどのジンを選ぶのか、どういったタイプのグラスを選ぶのか、ライムを使うのか、それともレモンを使うのか……など、シンプルなカクテルなだけに、それぞれのバーの目指す姿勢や方向性がはっきりと表れてきます。」

と「ジントニックとはまさにバーの名刺代わりのカクテル」であるとも仰ってます。

私自身、他にもバー好きな方などからそういうお話を聞いていたので、実際のところはどうなのか取材したバーテンダーさんに聞いてみました。

 

初めて入るバーではまずジントニックを頼め!はその通り

取材したバーテンダーさんによると、まずバーで一番出るカクテルはどの店もほぼ間違いなくジントニックである、とのことでした。
一番注文されるカクテルなので各バーは気合いを入れてないワケがない、と。
また故・大槻健二氏が語っていたのと同じように、店によって味も全然違うとのことで、まさにその「バーの顔」と言って良いカクテルであると仰ってました。
初めて行ったバーではまずジントニックを頼んで、自分の好みに合って美味しいと感じた場合は他のどのカクテルを頼んでもほぼ間違いなく美味しいとのこと。
逆に不味いと感じた場合は、この店は自分に合ってないのかなと考えても良いそうです。

しかし、お酒の味ももちろんそうですが自分に合ったお店選びという観点からすると、他にも同じくらい大事なことがあると仰ってました。
それはバーテンダーさんの雰囲気やお店の雰囲気がなんか自分好みだな、と思うかどうかが重要とのこと。
たしかに自分にとって雰囲気が合った落ち着く空間だと、お酒がもっと美味しく感じられそうですよね。

 

今回取材してみて改めて、ジントニックは他のカクテルとはまた違った意味を持ったものなんだなと感じました。
初めて行くバーであっても、そうでなくても、そのお店の一番気合の入ったジントニックを一度味わってみることをオススメします。
そして自分に合うバーを見つけるのも紳士な大人のたしなみのひとつかも知れませんね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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