これだけは知っておきたいビジネススーツのマナー
「大事な場にはスーツを着ていけば大丈夫」、みたいな考え方をしている男性はいませんか?
確かに普段着で行くよりは相手が受ける印象は違ってきますが、ことビジネスの場ではそれは通用しません。特に取引先との商談においては、スーツを着てればOKとはならないこともあるのです。
ビジネス場においてはスーツの着方ひとつにもチャンとしたマナーがあるのです。
1.ジャケットのボタン
中にはかしこまって取引先に入る時、すべてのボタンを留める人もいますが、これは大間違い。
ジャケットのボタンは一番下を留めません。3つボタンなら上の2つだけ留めて、一番下は留めないようにしましょう。
2.ポケットのフラップ
ポケットについているフラップは、本来、ポケットの中に雨やほこりが入らないように取り付けられたものです。よって、屋内ではフラップをポケットにしまい、屋外では外に出しておきましょう。
これはビジネスの場だけでなく、すべてに共通するスーツの着こなしマナーですから、よく覚えておいてください。
3.スーツの色
近年はビジネスで黒のスーツを着ている人も多くなったようですが、これは基本的にはNG。黒はタキシードに代表されるように、派手な印象を持たれてしまいます。
派手さを好まないビジネスの場においては、ネイビーやグレーのようなかしこまった色の方がおススメです。特に海外の方にとって黒はパーティー色が強いので、交渉の場には絶対に着ていかないようにしましょう。
4.夏の着こなし
近年はクールビズを進める企業が多くなりましたが、ビジネスにおけるスーツのフォーマルは長袖シャツにネクタイ、そしてジャケットです。
社内なら大丈夫でしょうが、交渉の場に向かうと相手がネクタイにジャケット着用だったということも少なくありません。その場に、ノーネクタイ・ノージャケットでは相手に対して非礼を働いているのも同然です。
そうならないためにも、ネクタイとジャケットは持ち歩くようにしましょう。
スーツの着こなしマナーに関しては教えてくれる人が少ないこともあって、指摘されるまで何十年とマナー違反を続けている人も少なくありません。
しかし、分かっている人はわかっているので、着こなしで信頼を落とされるようなことがないように、着こなしマナーを理解していきましょうね。