金縛り!?そんな時も紳士たるものいつでも冷静に行動しよう
普段は周囲から信頼されている男性の方でも、実は臆病・・・というギャップを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。特に「心霊現象」や「怪談話」が大の苦手という男性もいらっしゃいます。
男性には、心霊現象の代表とも言える「金縛り」に遭ってしまう方も多いのです。
不思議な現象の代表とも言える「金縛り」は、一般的には意識はあるのに身体が動かない状態を言います。その際、中には「幽霊を見た」「霊がのしかかってきた」なんていう恐ろしい体験をした人もたくさんいますよね。
でも、ご安心ください。実は金縛りと心霊現象は全く無関係なものなんです!
人間の眠りのメカニズム
人間の眠りには「レム催眠」と「ノンレム催眠」があり、これらを90分周期で約4~5回繰り返すといわれています。
レム催眠とは「脳は起きているが、身体は寝ている状態」、ノンレム催眠とは「脳は寝ているが、身体が起きている状態」のことをいいます。
最初は「ノンレム催眠」から入り、次第に「レム催眠」へと移行していきます。夢を見るときや、金縛りにあうときは浅い眠りの「レム催眠」の時なのです。
金縛りのときの身体の状態
レム催眠のときの身体の状態は次のようになっています。
- 脳波は起きているのに、身体の筋肉は脱力状態
- その状況で目を覚ますと脳は覚醒して意識があるが、身体は動かせない
このような状態を医学用語では「睡眠麻痺」といい、世間一般では「金縛り」といいます。また、この時に幻覚や怖いものを見てしまう理由としては、脳の偏挑体という恐怖を感じ取る箇所が活発に動いていることに原因があるようです。
金縛りにかかりやすい状況
- 有機酸素運動をした日
- 心身共に疲れが溜まっている時
- 生活リズムが狂ってしまった時
- 仰向けの状態で寝た時
- 寝不足、逆に寝過ぎてしまった時
- 霊的な現象をとても怖がる人
- 霊感体質の人
金縛りは、あなたの身体が悲鳴を上げている状態と言ってもいいでしょう。日頃のストレスや疲れをため込まないこと、日頃からリラックスできる状態に置くことで、ある程度の金縛りは予防することができます。
男性は、社会の歯車として、そして家族の長として働くので金縛りになってしまう可能性が多いとされています。
金縛りになってしまったときの対処法
何度も経験している人は「あっ来るな」というのがわかると言います。
その際には、以下のことを頭に入れておくと金縛りが解けやすくなりますので、ぜひトライしてみてください。彼女とお泊りデート中も、最高の紳士でいられるよう、脅えた顔は厳禁です。
金縛りにあっても無理に抵抗してはいけません!逆に抵抗するとパニック状態になってしまい、怖いものを見てしまう可能性が高くなります。
動かせる箇所を探してみてください。例えば指先やつま先など、どこでも構いません。少しの動きで脳は「体は起きている」と認識し、解ける場合があります。
全身が動かないとしても目だけは動きます。眼球を色々な方向へ動かすことで脳へ起きていることを伝達できます。
息苦しさを感じてしまうこともあり少々難しいかもしれませんが、呼吸を乗っ取られないよう、深呼吸してみましょう。
決して霊の仕業ではありません。頭の中を楽しかったことでいっぱいにしてみましょう。大好きな音楽を頭の中で歌うことで金縛りが解ける人もいるようです。
こうした努力をしたにも関わらず、なかなか金縛りが解けないこともあるかもしれません。しかし、それでもあきらめずに繰り返すことが大切。
脳に良い信号を送ることができれば、金縛りは少しずつ軽くなり解けていくはずです。
まあ、本当に幽霊の仕業ってことも中にはあるかもしれませんが…
あまりに頻繁にかかるような場合は「ナルコレプシー」という病気の可能性も考えられるため、「あれ?」と思う人は一度かかりつけの先生に相談してみましょう!