日本人も大好き「ほほ笑みの国タイ」でのマナー
海外旅行の定番ともいえるタイは、平均気温28.5度といった温暖な気候で、寒暖の差はあまり見られません。
「微笑みの国」といわれる通り、人々は笑顔を絶やさず、ゆっくりとした行動をとります。
タイ人は生まれたときから仏教の倫理観の中にいて、「慈悲の精神」「目上の人や両親を敬愛」「年寄を敬う」ことを常識とした人種です。
日常生活でのマナー・あいさつ
『向き合って話をするときには近づきすぎないこと』
特に目上の人には敬意をはらうためです。
『大きな声を出さずにゆっくりと話す』
タイ人は大きな声を出すことは恥ずかしい行為と思っています。
『むやみに頭に触れてはいけません』
タイでは頭に精霊が宿るとされていて、大変失礼にあたります。
特に可愛いからといって子供の頭を撫でてしまわないよう注意しましょう。
レストランでのマナー
一般的なタイのレストランでは、皿・フォーク・スプーンなどを紙ナプキンで拭くのが普通です。これは残っている汚れなどを拭くといった意味を持ちます。
きちんとしたレストランに行く場合は、サンダル履きなどで行くと、入店を断られることがあるので注意しましょう。
ウエーターやウエイトレスを呼ぶときには「ノーングノーング」と声を掛け、自分よりも目上の人に対しては「ピーピー」と呼びかけします。
また、飲酒に関してのマナーでは、タイ人は性格と同じくゆっくりと飲み、どちらかというと、お酒よりもお喋りの方に重点を置くようです。
女性の飲酒ですが、日本人に比べてタイの女性は公の場であまりお酒を飲むことがありません。タイにいるときには飲み過ぎないように、ほどほどでやめておきましょう。
お寺などの観光地でのマナー
宗教的な場所を訪れる際に特に気を付けなければいけないこと、それは服装にあります。
男性の場合→「タンクトップ」「短パン」「ジーパン」「サンダル」は避ける。
女性の場合→「ノースリーブ」「ズボン」「ミニスカート」「胸元が開いた服」「サンダル」は避ける。
寺院や王宮ではカメラの使用を禁止されている場合があるので、必ず確認してから撮るようにしてください。
また、女性の場合ですが僧侶との間隔には気を配らなくてはなりません。
たとえ、2歳の子供であっても、僧侶は女性に触れることは固く禁じられていて、もし触れてしまった場合は僧籍を剥奪されてしまうようです。
くれぐれも、僧侶の体に触れないように注意を払ってください。
その国の情報を得ることが楽しい思い出を作りのマナーといえるでしょう。