最後の我が家!?お墓のあれこれ
今年もまた、お盆の時期がやってきますよね。
みなさんは、自分が入るお墓のことを考えたことがありますか?
近頃は核家族化が進み、お墓を建てる人も少なくなったと聞きます。
今流行りの、樹木葬や海に散骨するなどの方法も注目されていますが、でもやっぱり最後はお家(お墓)の中でゆっくりと休みたいな…と思ってしまうものですよね。
お墓を建てる時期はいつ?
生前にお墓を建てることは「寿陵」といって、「家庭に幸福を呼び寄せ縁起が良い」とされています。
建てる日にちに関しては、これといった決まりはありません。
自分たちがこの日だ!と思ったときが吉日として建てる人が多いようです。
そんな小さなことよりも、先祖を敬う気持ちが一番大切といえます。
墓地を探そう
寺院墓地
お寺の住職様が運営している墓地。
檀家になる必要があり、昔は同じ宗教の人しか建てることができませんでした。しかし、最近では建てる前の宗教が違っても受け入れてくれるようです。
公営墓地
各都道府県・市町村などの自治体が運営している墓地のこと。
宗派は問いませんが、いくつかの条件がある上に募集期間も決まっていて、お墓の数も少ないため抽選になることが多々あります。
民営墓地
公益法人・宗教法人が運営する墓地。
宗派は問いません。好きな場所、好きな大きさの区画を買うことができます。
土地の使用料はかかるの?
お墓の場合、土地そのものを購入するのではなく「永代使用権」を買うことになります。
必要がなくなったからといって、他の人に売ることはできません。
もし、そうなった場合は速やかに返還します。
そのときには墓石も撤去して更地にするのが一般的です。
管理費はかかる?
永代使用権を得たその日から毎年1回の管理費がかかってきます。
管理費はお墓の掃除にではなく、墓地内の雑草処理や共有施設の管理などに使われます。
なぜ北向きのお墓がいけないとされているのか?
そこには2つの理由があるそうです。
1つ目は「上座である北から下座にいるご先祖様を拝む形になってしまうため」
2つ目は「北向きのお墓は正面に光があたることがないために、陰気で陰湿とされた」
これは昔の話で、最近では広々として芝生が生い茂るような場所が多いため、あまり気にする人は少なくなってきました。
逆に方角がよいとされているのは「西向き」です。
太陽が沈む西の方角には「極楽浄土」の世界があるとされていて、仏様が真っ直ぐに浄土へと行くことができるから…とのことです。