オバマ氏のガム問題から考える、最低限守るべきルールとは?


国が変わるとマナーが変わる、というのは誰もが感じることだろうと思います。
外国人のマナーが悪いと感じたとき、「まあ外国人だし…」と片付けてしまうこともあるのではないでしょうか?
しかし、外国人だとしても許されない、人間として最低限守るべきマナーというのは存在していると感じます。
今回は、マナーについて、あるエピソードを取り上げて紹介したいと思います。

 

バラク・オバマ氏に寄せられた批判

皆さん、バラク・オバマ氏はもちろんご存知ですよね?
アメリカ初の黒人大統領となった人物です。
彼は、今月6日にフランスで行われたノルマンディー上陸作戦70年記念式典に参加したのですが、そこでとったある行動に今世界中からブーイングが浴びせられています。
彼は何をしたのでしょうか?

フランス国歌が流れている最中にガムを噛んでいたのです。

皆さんはどう思いますか?
「たったそれだけ?」「ガムを噛むのが悪いことなの?」と思いましたか?
はたまた、「式の最中にガムを噛むなんて信じられない」「確実なマナー違反だ」と思いましたか?
日本人なら後者の意見が圧倒的に多いのではないかと思います。
人が話している最中やこういった式の途中にガムを噛むなんて言語道断ですよね。

では、日本以外の国ではどう思われているのでしょうか?
アメリカなどはガムを噛んでいる人が多いイメージがあるのでマナー違反ではないのかもしれない…とも思いますよね。

しかし彼のこの行動は日本のみならず、世界中から強く批判を受けました。
海外でもこのような行動は非常識きわまりないようです。

考えてみれば、自分が話している最中に相手がガムを噛んでいていい気持ちがする人はきっとどこの国にもいないと思います。
オバマ氏の行動がこんなにも批判を浴びているのはきっと彼の行動に「誠意」が感じられない、と人々が感じたからではないでしょうか。
国によってマナーは違いますが、どれも相手のことを思いやる気持ちから生まれたもの。
自分の行動は見ている人にどんな印象を与えているのか、自分が同じことをされたらどう思うか、それを考えていれば自然と行動に表れると思います。
人間として守るべきこと、の根底にあるのは結局、相手に対する思いやりや誠意につながるのです。

 

今回の例は極端ではありますが、ほんのちょっとの行動が大きな信用を失うことにつながりかねません。
皆さんの行動は相手の目にどう写っているのでしょうか?

以上、今回はオバマ氏に寄せられた批判から、人間として守るべきマナーについて考えてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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