実は勘違いしていないですか?ワイングラスの持ち方


Bluebookの読者さんは「ワイングラスの持ち方ぐらい当然知っているよ!」
という方がほとんどだと思いますが、実はその持ち方は勘違いかも!?しれません。
日本のマナーと海外のマナーは違う場合も?
今回はワイングラスの持ち方について紹介していきます。

 

日本と海外の持ち方の違いとは?

実はワインとシャンパングラスの持ち方は日本と海外ではちょっと違うようです。
日本では、ワインやシャンパンの時はグラスの脚(ステム)の部分を持つのが良いとされています。
脚というのはボウルと台の間の細くなっているところです。
ここを、親指・人差し指・中指の三本でしっかり持って支え、
あとの2本の指を軽く添えるのが一般的です。
ボウルの部分を持つのはNGだと言われています。
その理由としては、まず、ボウルの部分を持つと液体の温度が変わってしまうから、というのが挙げられます。
ワインやシャンパンは非常に敏感な飲み物なので、少しの温度変化で香りや味が変化してしまいます。
せっかくの風味が落ちてしまったらもったいないですよね。
また、ワインやシャンパンは香りや味だけでなく、その色や気泡の美しさを見て楽しむものだから、という理由もあります。
見た目にも美しいワインを飲んでいても、ボウルに手を添えていると液体部分はあまり見えないので、少しもったいない気がしますよね。
また、脚の部分を持っていると少しエレガントにも見えます。
以上の理由から、日本では脚の部分を持つのが良いとされています。
一方、海外では脚の部分を持っている人はほとんど見受けられず、皆、ボウルの部分を持っています。

海外の映画などでワイングラスがでてきたら是非チェックしてみてください。
日本のような持ち方をするのはテイスティングをするときくらいです。
国際的にはボウル部分を持つのが正式なマナーとされているので、外国の方が多い場などでは、それに合わせるのが良いのではないでしょうか。

 

いかがでしたか?
少しの温度の差、風味の差にまで気を遣うところに日本人の細やかさ、繊細さが現れているような気がして面白いとは思いませんか?
マナーには国民性が顕著に表れるものですね。
国際的な交流の場が多い現代では、TPOに合わせてマナーを使い分けることが大切だと感じます。
そのためにも、できるだけ多くのマナーを知っておきたいですね。

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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    Bluebook編集部
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