なぜお彼岸にお墓参りをするのか?お彼岸のあれこれ
今日は「彼岸の入り」って知っていましたか?
そもそもなんでお彼岸にはお墓参りに行くのでしょうか?
今日は日本の大事な文化「お彼岸」に関して紹介します。
紳士としてはしっかり知っておきたいところですね。
そもそもお彼岸って?
お彼岸とは太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として、前後3日を合わせた各7日間を呼びます。
またその期間にお墓参りなどの仏事を行うことを総称して呼ばれてもいます。
それぞれ春彼岸、秋彼岸とも呼びますね。
2014年の春分は3/21(金)ですから、本日18日が「彼岸の入り」になります。
そう今日から彼岸ですよ。
お彼岸は具体的に何をすればよいの?
まず自宅に仏壇がある方は仏壇を掃除しましょう。
花や水も新しくして、仕上げはぼたもちをお供えします。
そしてお墓参りですね。
お彼岸の期間中ならいつでも良いのですが、出来れば家族そろってお墓参りに行くのが良いですね。
ちなみに私も両親と共に春分の日に毎年お墓参りに行っています。
特にお墓参りに決まりはありませんが、墓石を綺麗に洗い、お墓の周りも掃除をして、供花やお供えものをしてご先祖様を供養しましょう。
きっとご先祖様も喜んでくれるはずです。
お彼岸にお墓参りする理由は?
「彼岸」とは仏教用語で「向こう岸」という意味で、悟りの境地の涅槃(ねはん)や極楽浄土のことを指します。
ちなみに「彼岸」の反対は「此岸(しがん)」といって、欲や煩悩にまみれた私たちの住んでいる世界のことを言います。
「彼岸」は多くの仏教で西にあるとされ、真西に太陽が沈む春分の日や秋分の日に彼岸に行ったご先祖様を供養し、自分たちもいずれ彼岸に行けるようにお祈りしたということが由来のようです。
おはぎとぼたもちの違いとは?
おはぎとぼたもちの違いを知っていますか?
諸説あるのですが、有力な説の一つは食べる季節によって呼び方が違うということです。
春彼岸の季節、3月に咲く花の牡丹にちなんで「牡丹餅」から「ぼたもち」と呼ばれるようになり、秋彼岸の9月に咲く萩の花にちなんで「萩」から「おはぎ」と呼ばれるようになったそうです。
同じ食べ物なのに季節によって呼び方が違うとは、なんとも素敵な文化ですよね。
これを知った時、日本ってすごいな…と改めて思ってしまいました。
海外にもあるかもしれないですね。
もしあったら是非教えて下さい!
ちなみになぜおはぎやぼたもちを彼岸に食べるのかというと、小豆の赤色は邪気を払う効果があるとされていて、それが先祖の供養と結びついたと言われています。
暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」と良く聞くことがあると思います。
彼岸は昼と夜の長さが同じになる季節の区切りです。
厳しい冬の寒さも、厳しい夏の残暑も、春分の日や秋分の日を境に目処がついてくるということからこう呼ばれるようになったそうですね。
今年は雪も多く厳しい冬でした。
やっと春めいてきますね。
お仕事などでみなさんお忙しいとは思いますが、是非お彼岸は家族そろってお墓参りに行ってみては如何でしょうか。
実家が遠いよ!という方は、お墓がある方向に向かって手を合わせて祈るだけでも心が通じると思います。
是非試してみては如何でしょうか。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。