イギリス紳士は傘をささない?!


梅雨の季節の6月ももうすぐ終わり、やっと常に折りたたみ傘を持つ生活から解放されそうですね。
ですが、世界では雨が降っても傘をさす、という習慣があまりないようです。
小雨が降ってきたらみんな一斉に傘をさす日本人からは、考えられませんよね。
有名なのが「イギリス紳士は傘をささない」という言い回し。
みなさん、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今日は、イギリス紳士が傘をささないことについて、みていきましょう。

 

なぜ傘をささない?

“There are four seasons in a day”という言い回しをご存知でしょうか?
聞いたことある!という方がたくさんいらっしゃるかと思います。
「一日のうちに四季がある」という意味ですね。
イギリスはこのように表現されるほど、一日のうちにめまぐるしく天気が変わるのです。
雨もしょっちゅう降ります。
ですが、イギリスの天気はころころ変わるもの。
雨が降り始めたな、と思ったら、すぐに止んで、晴れたりします。
日本のように、一度降り始めたら一日中降っている、なんてことはあまりないんですね。
ですから、そのちょっとの雨のために一日傘を持ち歩くよりも、止むのを待った方がよい、との考えから、傘を携帯している人の方が少ないのです。
もちろん、土砂降りが降っても絶対に傘をささない、などということはありません。
あくまでも普段からの天候の事情に合わせているだけで、別にイギリス人のポリシーでも何でもないですからね。

ちなみに、イギリスと東京の降水量を比べると、東京の方が多いのだとか。
イギリスは、小雨はたくさん降るものの、日本のように大雨が一日中降ったり、梅雨があったりはしないようです。
よって、道路や公園など、さまざまな施設は雨を想定してつくられていません。
たまの大雨で、水はけが大変なことになるそうなので、もしイギリスに行って、大雨が降ったら外出するのは控えたほうがいいかもしれませんね。

 

いかがでしたか?
イギリス紳士が傘をささない本当の理由、わかっていただけたでしょうか。勉強になった!と思っていただけましたら、ぜひシェアいただけると嬉しいです。 

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    Bluebook編集部
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