これだけはやってはいけない!年賀状のタブー


最近、街中で年賀状の文字を見かけることが多くなりましたね。
今年もあと一か月で終わりです(゜_゜)
もうそろそろ年賀状に取り掛かろうと考えている方も多いのではないでしょうか?
ということで、今回は「これだけはやってはいけない」年賀状のタブーについて紹介します。

年賀状は、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるものであると同時に、普段なかなか会えない人に近況を報告できる一年に一度の機会でもあります。
受け取った相手に笑顔になってもらえるような年賀状を届けたいですよね。

最近は年賀状をメールやLINEで送る方も増えているかとは思いますが、社会人、そして紳士は「はがき一択」でしょう。

では行きましょう。
ちなみにはがきは、宛名を書く方が表面で、文章を書く方が裏面です。

まずは表面の注意点から!

 

住所の都道府県を省略しちゃう

郵便番号で分かるから良いじゃん!という気持ちも分かりますが、都道府県名からしっかり書くのがマナーです。
数字は縦書きの場合には漢数字、横書きの場合には算用数字を使いましょう。

宛名の敬称で「殿」をつける

「殿」はなんとなく丁寧な印象を受けるかもしれませんが、目上から目下に使う敬称なので要注意!
間違っても上司やお客様などの目上の方に使ってはいけませんよ。

敬称に関しては、

個人→様
会社・部署など組織→御中
恩師・医師・弁護士・政治家→先生

ですね。
先生に関しては、個人的な付き合いの場合は「様」で大丈夫です。
あと、連名の場合はそれぞれに「様」を付けるのをお忘れなく。

次に裏面の絶対やってはいけない注意点です。

 

裏面は基本的に右から順番に㈰賀詞(新年を祝う言葉)→㈪本文→㈫日付の順番で書きます。

上司宛てに「賀正」

賀詞は、相手との関係によって使う言葉が変わってくるので気を付けてください。

基本的に、1文字や2文字(寿、春、賀正、迎春など):目下の人
4文字(謹賀新年、恭賀新春など):目上の人

というように使い分けます。

間違っても会社の上司やお客様宛てに「賀正」と書かれた年賀状は送ってはいけませんよ!
年明け、さあ今年も張り切って仕事を頑張るぞ!とモチベーションが上がっている時にいきなり会社で怒られちゃいます。
年明け早々、シュン。とならないように要注意。

ちなみにあけましておめでとう、などの文章は誰に対しても使えます。
また、被災などで、「おめでとう」や「祝」などの言葉を使いたくない時には、「年始のご挨拶を申し上げます」
などの挨拶語を使うと良いと思います。

「新年明けましておめでとうございます」

何がいけないの?という声もありそうですが、これは間違いです。
「あけまして」は、「新しい年が明けまして」という意味なので、「新年あけましておめでとうございます」だと同じことを重複して言っていることになるんです。
細かいことだな、結構みんな使ってない?と思う方もいるかと思います。
私も少しそう思います。
しかし日本の大事な文化ですし、綺麗な日本語は正しく使っていきたいですよね。

ここは、

明けましておめでとうございます。
新年おめでとうございます。

でいきましょう^^

不吉なことを連想させる言葉を使ってしまう

(別れる、失う、去る、離れる、倒れる等)使ってはいませんか?
これらの言葉はNGです。
ですので年賀状では「昨年」や「旧年」と書くのですね。
「去年」だとまさしく「去る」という不吉な連想をさせてしまうため、書いてはいけないんです。

「元旦 一月一日」

これは、「新年明けましておめでとうございます」と同じように重複になります。
「元旦」という言葉は一月一日の朝という意味です。
これだと同じようなことを2回言っていることになりますね。

重複つながりでもう一点、賀詞で「謹賀新年」などと書いているのに、本文でまた「明けましておめでとうございます」と書くのもNGです。

「明けましておめでとうございます。」

こちらのNGポイントは句読点(「、」や「。」)ですね。
年賀状のような儀礼的な文書には、句読点を使わないという慣例があります。
ただ厳密に使ってはいけないというものではありません。
親しい友人ならOKですが、目上の方に送る際には注意したほうが良いかと思います。
 

以上、今回は年賀状のタブーについて紹介させて頂きました。
これらを守れば、恥を書いたり新年早々怒られることは無いかと思います。

ちなみに、豆情報ですが書き損じはがきは1枚5円で新しいものと交換してもらえるそうですよ^^
年賀状を早めに準備して素敵な新年を迎えたいですね!

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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    Bluebook編集部
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