クッション言葉を使いこなして人間関係をより良いものに


よく敬語の使い方研修のような場面で聞かれる「クッション言葉」という用語。

敬語とセットになっているイメージがあるせいか、とっつきにくい印象を抱いている方も多いと思います。けれども難しく考える必要はありません。クッション言葉を使いこなしてビジネスシーンだけではなく人間関係全般をより良いものにしてみませんか。

クッション言葉とは

b8229c967d61f30c78092e11a3b97700_s

です。

代表的なものでは「恐れ入りますが~」「お手数をおかけしますが~」「せっかくではございますが~」などがあります。いきなり「それ、できません」というより「申し訳ありませんが、いたしかねます」と言ったほうが相手が受ける印象が柔らかくなります。まさしくあの柔らかくて衝撃を吸収するクッションの役割を果たしていますね。

また、「~してください」という言い方を「~して頂けませんでしょうか」「~して頂けると幸いです」などのように末尾を柔らかい言い回しにするのも効果的です。結論から言えという考え方に対して少し回りくどいと感じられるかもしれませんが、受け手からするとやはり好印象です。

プライベートでの活用法

bd8a84a351533bf1b4fd8f33649b778e_s

たとえば男性であるあなたが、妻や恋人に何かをお願いされたとき、「~してよ」とだけ言われるよりも「忙しいところ悪いんだけど~してくれる?」と言われた方が何倍も頑張れたりしませんか?ですよね。もちろん逆でも同じです。

デートの時、女性側はおしゃれなレストランへ行きたがっているのに、あなたはどうしても行きつけである近所のラーメン屋へ行きたい。「今日はラーメン屋にしようよ」とだけ言うよりと言うことによって彼女の気持ちが頑なにならずに済みますし、「じゃあラーメン屋へ行こうか」という成果も得られるというわけです。

自分が言いたいことを主張し、それを通したい時、相手が会社関係であっても恋人であっても親であっても、相手の気持ちを汲み取り受け止めることによって自然にクッション言葉が出てきます。ぜひ活用してくださいね。
  • Bluebook編集部
    Facebook Twitter Google Plus
    サイト
    「Bluebook 紳士録」は、日々の生活で必要な紳士の役立つ「マナー」や「知識」情報を配信していきます。日々のちょっとした「知らない」「分からない」を解決したい。