クラシック初心者が知っておきたいコンサートマナー

クラシック音楽をある程度聴くようになると、コンサートに行きたくなってきます。今や音楽を聴くスタイルは携帯音楽プレーヤーでヘッドフォンですが、他の音楽と同様にクラシックも、生の演奏を聞いてみたいですよね。
そこで、コンサートに行く前に、知っておきたいポイントをご紹介します。
服装はラフすぎず

男性なら、ちょっとよそ行きの雰囲気と言ったところでしょうか。
暑い季節でも短パンはやめて長ズボンにしましょう。Tシャツよりは襟のあるポロシャツのほうがいいと思います。スーツを着てネクタイを締める必要は全くありません。
女性なら、ちょっと華やかな衣装がお勧めです。スカート、パンツスタイル、どちらでもかまいません。
クラシック音楽は、もともとは貴族の夜会のときのBGMでしたから、華やいだ雰囲気を楽しみたいですよね。
携帯・スマホに注意

曲によっては、ホールが水を打ったように静かになる瞬間があります。
携帯・スマホの電源は必ず切っておきましょう。マナーモードにしてもアラームが鳴る場合があるからです。
音楽が静まりかえったところで、着信音やアラームが鳴ったら……演奏者や観客は白けるばかりか、怒りの感情が沸いてきます。
拍手のタイミング

交響曲や協奏曲は、およそ3つや4つの楽章から成り立っています。
各楽章間には若干の時間があり、演奏者はそこで譜面をめくったり次の準備をしたりしますが、それは、一度音楽が途切れることでもあります。ややもすると、初心者はそこで拍手をしそうになりますが、曲はまだ終わっていません。
素晴らしい演奏を聴いて拍手したい気持ちは分かりますが、他の方が拍手を始めてからしても遅くはありません。
ホールのどこに座るか

お勧めなのは、全体の反響がよく聞こえるホール中央です。
また曲目がピアノ協奏曲で自由席の場合は、やや左寄りに座るとピアニストの手元がよく見えますね。
これらをもとにクラシックコンサートに行ってみましょう。
優雅なメロディーと音色に包まれる非日常。紳士としては、是非とも知っておきたい楽しみです。
優雅なメロディーと音色に包まれる非日常。紳士としては、是非とも知っておきたい楽しみです。