粋な作法をマスター!一つ上いく寿司の食べ方
今では海外でも人気が高い、日本を代表する料理である「寿司」。一昔前までは高級料理として敷居が高いイメージがありましたが、最近では回転寿司の出店で友人同士・ファミリーでも気軽に行ける場所となりました。食べる機会が多くなった分、綺麗な寿司の食べ方をマスターしてワンランク上の男性を目指してみませんか?
基本となる寿司の食べ方
ダイナミックにパクッと一口で食べます。寿司屋のカウンターでは手で食べ、会食などのときは箸を使って食べることがよしとされています。
手で食べるとき醤油はネタに付けて食べましょう。シャリに付けてしまうと崩れて食べづらくなる他、見た目にも悪いものです。
一方、箸で食べる場合ですが、一度寿司を横に倒してからネタとシャリを箸で挟み、ここでもネタに醤油を付け口に運びます。本人が美味しく食べることが一番なのですが、時と場合によって使い分けることが大切です。粋に食べたいときは「手」、かしこまった席では「箸」が基本となります。
粋な男は注文する順序を知っている
寿司をよりおいしく食べる順序があることを知っていましたか?これを知っていることでかなりの寿司通になれること間違いなしです!では、オススメの順序を紹介します。
貝類(ほたて・ほっき)→白身(ひらめ・えんがわ)→光もの(さば・かつお)→赤身→濃い味付け(あなご・うに)→巻きもの
この順序で食べていくと、味の素材がぶつかり合うことなく美味しくいただくことができます。
本格寿司屋でのマナーを知る
カウンターに座ったら、職人さんとの会話を楽しむことが粋な男です。「今の旬な魚はなんですか?」など質問してみましょう。寿司に関する知識も得ることができ一石二鳥です。
職人さんはとてもネタの管理に気を使っているもの。乾いたり温まってしまわないよう、出されたものはすぐに食べることを心掛けてください。
時には会社の上司と行くようなことがあるかもしれません。カウンターではお酌しやすい席が上席となりますので、上司の人には左側に座ってもらうようにしましょう。
意外と知らない寿司屋での専門用語
最後に、豆知識として、寿司屋で使われる専門用語を少しだけご紹介します。「ガリ」や「シャリ」などはほとんどの人がご存知だと思いますが、他にも寿司屋だけで通用する専門用語が実はたくさんあります。知っている人が多いだけに、今更聞きにくい…という方も多いのでは?
○ムラサキ(お醤油)
江戸時代では、醤油は非常に高価なもので、その当時高級な色と考えられていた「紫色」がいつしか醤油のことを指すようになったとか。
○アガリ(お茶)
○ナミダ(わさび)
○数の数え方・・・1(ピン)2(リャン)3⇒(げた:下駄には穴が三つあるから)4(だり)5(めのじ:目は5画)
などなど。地域によっても違うようですが、面白いですね。