最初が肝心!食事の前の椅子の座り方


女性と大切な日に食事に行くとき、または接待で上司と高級レストランで食事をするとき、お店に入ったその瞬間からもう勝負は始まっています。
何事も、最初が肝心、とよく言いますよね。最初にマナーをわかっていることをアピールできれば、相手に与える印象もぐっと良くなります。
食事が始まる前に、あなたのマナーが問われる場面はたくさんあるのです。
その一つとして、今回はレストランに入ってからの椅子の座り方について紹介していきます。

 

相手を先に座らせる

高級レストランで、店員さんが席に案内してくれるとき、
テーブルの中で最上位の席の椅子を店員さんが引いてくれます。
そこで自分が先に座るようなことはせず、相手が座るのを待ってください。
店員さんが、相手の椅子を引いた後に自分の椅子も引いてくれたときは、
「ありがとうございます」とお礼を言って、椅子の左側に立って待ちましょう。
その後、椅子の前に立つと店員さんが椅子を押してくれるので、
ゆっくりと背筋を伸ばして座るようにしましょう。
座った後も忘れずにお礼を言うようにしてください。

もし店員さんが椅子を引いてくれなかった場合は、
相手の椅子を引いて座らせてあげるのもいいですが、
少しやりすぎかな、という気もしてしまいます。
そう思う場合は「どうぞ」と言って相手に座ってもらい、自分は椅子の左側で待ちます。
相手が座ったのを見届けたら、自分も座るようにしましょう。

 

なぜ左側なのか?

相手が座るまで、椅子の左側に立って待つ、と書きましたが、基本的に椅子の出入りは左側から行うのが正式なマナーとされています。

なぜだと思いますか?

以前投稿した内容のおさらいになりますが、昔、男女ともに護身用の刀を携帯していた時代がありました。
刀は自分の左側につけるのが普通だったので、左側からの方が出入りがしやすかったのだそうです。
その名残として、現在でもこのマナーが残り続けているのですね。
マナーが長い年月をかけて伝えられてきたものであることを実感します。

 

いかがでしたか?
ついつい食事のマナーばかりに考えがいきがちですが、実はこういった細かいマナーができているかどうかで差がついたりするものです。

以上、本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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