フォークで食べるのはお子ちゃま?タイ料理の基本マナー
飲食店が増えるにつれて、今まではあまり見られなかったような国の料理を出すお店も増えてきましたよね。
一昔前ではなかなか食べられなかったような料理も、今では手軽に楽しむことができます。
しかし、そんな時代だからこそ気になるのが食事のマナーです。
国によって食事のマナーは異なります。
手軽に食べられるからといって、紳士はマナーを無視することのないようにしたいですね。
ということで今回は、タイ料理の食べ方について紹介したいと思います。
食事を思い切り楽しむためにも、今一度タイ料理のマナーについて勉強しておきましょう!
右手にスプーン、左手にフォーク
まずは基本から。
タイ料理は基本的にスプーン(レンゲ)をつかって食べます。
ご飯も汁物もお肉も魚も、全てスプーンを使って口に運びます。
ここで注意してほしいのは、お皿を口につけてはいけないということ!
汁物であっても、スプーンを使って口に運ばなければいけません。
では、フォークはいつ使うのでしょうか?
肉や魚などが大きすぎて一口では食べられない、そんなときにフォークでおさえながらスプーンの端で一口大に切ります。
切れたらそれをスプーンにのせて食べます。
フォークで食べるのは子供っぽいと思われますのでやめましょう。
ここはちょっと日本の感覚と違うかもしれませんね。
タイ料理ではフォークはあくまで料理を切る時の支えで使用するということ。
これが出来ればタイ紳士度アップですね。
また、切れにくいからといってそのままかぶりつくのもNGです。
どうしても切れないという場合は、右手を使ってほぐしても大丈夫です。
麺類の食べ方
麺類は、食べる前にまず、自分で味付けをするのがタイ流。
調味料が一緒に出てきますので、まず一口味見をした後、自分好みの味になるように調節していきます。
調味料は砂糖、ナンプラー、粉唐辛子、唐辛子入り酢のセットが多いですね。
味付けが終わったら、右手にお箸、左手にスプーン(レンゲ)を持って食べます。
箸で麺をすくって、レンゲの上にのせて口へ運んでください。
麺をすすったり、器に口を付けるのはNGです。
日本以外は麺をすするのがダメな国が多いですので要チェック!
普通のお米ともち米では食べ方が違う?
タイ料理では、普通のお米ともち米で、食べ方が異なります。
普通のお米は他の料理と同じようにスプーンを使って食べますが、もち米(カオニャオと呼ばれている)の場合は、右手ですくって食べます。
一度にたくさん取りすぎると下品なので、一口大ぐらいにして丸めて食べましょう。
これは、もち米を主食とする北部・東北部地方では、手を使って食べるのが一般的だからだそうです。
同じ国の中でも地域によって食べ方が異なるんですね。
また、もち米が出てきた場合は、そのほかの料理も手で食べて大丈夫ですよ。
ちなみにカオニャオは主に竹かごに入っていますので、分かりやすいかもしれません。
カオニャオを食べる際、このマナーの使い分けが出来ればもうタイでの紳士度は上級レベル間違いないですね╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
ちょっと抵抗がある人もいるかも知れませんが、テーブルマナーは「郷に入りては郷に従え」の精神が良いのではないでしょうか。
以上、今回はタイ料理の基本的なマナーについて紹介させて頂きました。
日本でも箸を使いますし、スプーン、フォークを使う国も多いですが、国によって使い方がこんなにも違うんですね!
外国の料理を食べるときは、何を食べるか、だけでなく、どう食べるか、に注目するとますます食事が楽しくなりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!