3分で分かる!紳士なら知っておきたい引越のマナー4つ


2月もあと少しで終わり、3月を迎えようとしています。
3月は転勤等で引越をするという方も多いのではないでしょうか。
そんな季節柄ということで今回は引越に関するマナーを紹介させて頂こうと思います。
新しい土地で円満な人間関係を築くための第一歩として、まずはしっかりとしたマナーで良い印象を与えたいですよね。

 

旧居でのあいさつ

まず一番最初に、旧居でお世話になった人たちに挨拶をしなければいけません。
基本的に一戸建てだと向かい三軒、裏側と両隣、マンションだと上下と両隣のお宅には伺うようにしましょう。
他にも自治会長さんや管理人さん、大家さんなど、特別お世話になった方がいれば、挨拶に行って感謝の気持ちを伝えましょう。

挨拶だけでもいいのですが、一軒当たり500〜1500円くらいの粗品を用意するといいのではないかと思います。
お菓子や洗剤、タオルなどは、だれに渡しても喜んでくれるのでおすすめです。

旧居での引越挨拶は、今までの感謝の気持ちを伝えると同時に、引越の際に騒音などで迷惑をかけることのお詫びなどの意味も込められているので、できれば引越の2,3日前に済ませておくのが良いかと思います。
あまりにも早すぎると相手に餞別など気を遣わせてしまうかもしれないのでこれくらいがベストです。
もし餞別を頂いた場合は、お礼はしなくて大丈夫ですが、引越が終わった後にお礼状などを書くと丁寧ですね。
どうしてもお礼をしたい場合は新しい地域の特産物などをお礼状を添えて送るのもいいかもしれません。

 

引越業者の方へのお礼は?

引越業者の方に対するチップですが、これはどちらでも大丈夫です。
基本的に引越費用をきちんと払ってお願いしているので不要なのですが、感謝の気持ちを伝えたい、という場合は相手が気を遣わない程度のものを渡すと良いかと思います。
飲み物や軽食など、差し入れ程度のものであれば相手も気を遣わずに済むので、おすすめです。
お礼として何か渡したい、という場合にも1000円以内にはおさめたいですね。

 

手伝ってくれた人へのお礼は?

引越は人手が必要になるため、親戚や友人に手伝いを頼んだりすることもあるかと思います。
そんなときのお礼はどうすれば良いのでしょう?
現金を渡すのもいいかもしれませんが、食事をご馳走するのを一番にお勧めします。
一人あたり3000〜5000円くらいで晩御飯をみんなで食べるのが楽しいのではないかと思います。
また、しばらくしてから新しい土地の名産品を贈るのも良いかもしれません。

 

新居でのあいさつ

新居でのあいさつは、引越から2,3日以内には済ませておきたいです。
家族の場合には家族全員で出向くのが望ましいですね。
子供がいる場合は子供の顔を近所の方々に覚えてもらえれば防犯にもなりますし。
基本的に旧宅と同じで、一戸建ての場合には向かい三軒、裏側と両隣、マンションの場合には上下と両隣のお宅には伺いましょう。
また、新居での挨拶には、引越で迷惑をかけたことに対するお詫びに加えて、これからお世話になる方々へよろしくお願いします、という気持ちも含まれているので、大家さんや管理人さん、地主さんや自治会長さんにも必ず挨拶するようにしましょう。
こちらも旧居と同じく、一軒当たり500〜1500円程度の粗品を用意すると良いでしょう。
粗品は洗剤やお菓子のほか、前に住んでいた地域の特産物なども喜ばれると思います。

 

今回は、引越のマナーについて紹介しました。
引越では様々な人に迷惑をかけたり、お世話になったりするので大変ですが、地域の人とのつながりを感じることのできる大切な機会だと思います。
日本では地域のつながりが薄れてきて挨拶をする習慣もだんだんとなくなってきていますが、
大切にしたい文化ですよね。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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