実は最近の文化だった!?万歳の起源とは?


先日、ワールドカップがあり、日本でも大きな盛り上がりを見せましたね。
日本は残念ながら敗退してしまいましたが、まだまだ続く戦いに目が離せませんね。

こういった国際大会では、試合もさることながら応援も国ごとの個性があって面白いものです。

例えば、日本ではよく使われる「万歳!」、欧米の国々ではあまり見られません。
試合で勝った後にする「万歳」は日本独特の文化のように思われますが、
本当にそうなのでしょうか?

 

「万歳」はもともと日本の言葉ではなかった!

「万歳」というのは、もともと中国の「千秋万歳」に由来する言葉なのだそうです。
「千秋万歳」というのは長寿を祝う言葉で、「万歳」は皇帝に対してのみ使える言葉とされていました。

日本でも、昔から「万歳」という言葉自体は使われていたようで、古い文献にもいくつか例が認められます。しかし読み方は現在とはちがって「バンゼー」あるいは「バンセイ」と読まれていたようです。

 

日本ではいつ頃から使われるようになった?

では、いつから「バンザイ」と読まれるようになったのでしょう?

それは、1889年2月1日、大日本帝国憲法が発布された日です。
それまで憲法を持っていなかった日本にとって、これは非常に大きな意味を持つ行事でした。
今日から新しい日本の始まりだ、そんな期待を持ってこの日を迎えた人も多かったことでしょう。

当時日本には統一したお祝いの言葉、というものはなかったのですが、英国では皇帝をたたえる言葉として、スリーチアーズ、というものがありました。「hip,hip,hurrah!(ヒップ・ヒップ・フレー)」というかけ声を三回繰り返す、というものです。
せっかくの国を挙げてのお祝いだ、日本でもこのスリーチアーズのように統一したお祝いの言葉を決めよう、そんな声が上がりました。

最初、当時の文部大臣森有礼から「奉賀」という案が出たのですが、これは続けていうと「あほうが(阿呆が)」に聞こえる、という理由から却下されました。

次に出たのが「万歳」ですが、ここで読み方が問題になりました。
今まで通り「バンゼー」と読もうか、しかしなんだかぱっとしない。
では「マンザイ」はどうか、しかし最初が「マ」だとどうもおなかに力が入らない。
そんなこんなで議論が交わされた結果、折衷案としての「バンザイ」が生まれたと言われています。

その後、日本国内に広く伝わって現在のように使われています。
日本だけではなく、韓国などでも同じようにつかわれているようですね。

 

今では自然に使っている「バンザイ」ですが、実はこんな議論が裏にあったのですね。
何となく古くからの伝統のように感じている文化も、実は外国に起源があったり、
明治維新の際に植え付けられたものであることが多かったりします。
海外の文化を吸収し、成長してきた日本の歴史的背景が垣間見えますね。
普段何気なく使っている言葉でも調べてみると面白いルーツを発見できそうです。

以上、今回は万歳の起源について紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
知らなかった!という方はぜひぜひシェアをお願いします。

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