意外と知らない?スーツと合わせる「靴下」の選び方
皆さんはスーツに合わせる靴下をどのように選んでいるでしょうか?
スーツや靴がきちんとしていても、意外と靴下にまでは気が回っていない男性は多いものです。
紳士として最低限のマナーを守るためにも、靴下の選び方については必要な知識を押さえておきましょう。
ビジネスにおける靴下の鉄則!
コーディネートにおいて「プラスにはならないがマイナスにはなる」と言われるもの、それが靴下です。つまり、適切な靴下を選んでも大きなプラス要素にはならないが、選び方を間違っている場合は大きなマイナスになってしまう……靴下はそんな難しいリスクを孕んだアイテムなのです。
まず、スーツにおいて絶対のタブーは、椅子に座って足を組むなどした時に毛脛が見えてしまうこと。これは欧米では究極のマナー違反とされていますし、われわれ日本人としても決して気持ちのいいものではないですよね。毛脛が見えるのを防ぐために、スーツを着る際には必ず長めの靴下を履くようにしましょう。
また、同じくタブーとされているのが白の靴下です。ビジネスシーンにおけるスーツや靴は、黒や紺、茶色など濃い色をしていることがほとんどですから、靴下だけが白いと極端に浮いてしまいます。特に欧米では、スーツに合わせて白い靴下など履いていようものなら「着こなしを全く分かっていない」と最低ランクの評価をされてしまいます。
スーツに合わせたい靴下とは?
ビジネスシーンにおける靴下の選び方は、色、柄、厚さがポイントになります。
全てに共通するのは、靴下は目立たせないアイテムであるということ。靴下はあくまでパンツの裾と靴の間を埋めるものですので、それ自体が主張してしまうのはコーディネートとしてNGなのです。
さて、まず靴下の色については、靴の色と同系色を選ぶようにしましょう。靴下が目立ってしまわないよう、靴が黒なら靴下も黒、靴が茶色なら靴下も茶色を履くのが基本ということです。
靴下の柄についても、色と同じく、極力目立たないことが大事ですので、無地のものを選ぶのが最も無難です。少しお洒落をしたいという場合でも、黒地に濃いネイビーのストライプなど、あくまで同系色に抑えるようにしましょう。
厚さについては、厚すぎず薄すぎずがベストということになります。素肌が見えそうなほど薄い靴下や、妙に厚ぼったい靴下は見る人に違和感を与えてしまいますので、適度なものを選びましょう。
靴下の履きこなしは、お洒落というよりマナーに関わる話。鉄則を守り、接する人を不快にさせないように気をつけたいですね。