ラベルに秘密が?ボジョレヌーヴォーの上手な選び方


11月、待ちに待ったボジョレヌーヴォーの季節の到来です。今年の解禁日は11月20日(木)、日本では他の国以上にボジョレヌーヴォーの解禁が注目を浴びますよね。

ボジョレヌーヴォーに関するあれこれは過去の記事、「もうすぐ解禁!ボジョレー・ヌーヴォーの秘密」でご紹介していますので、
「そもそもボジョレヌーヴォーって?」「ボジョレヌーヴォーの美味しい飲み方は?」
などは、そちらを是非見てみてくださいね!

今回はもう一歩先のレベル、美味しいボジョレヌーヴォーを選ぶ秘訣をご紹介します。

 

美味しいボジョレーの見分け方はラベルにあった!?

photo by:Alex Brown

フランスやイタリアといったワインの生産量の多い国には、ワイン法なるものがいくつか存在するのです。その中でも、最高級のワインの格付けをする際に使用されるのが「AOC(原産地統制呼称ワイン)」。特定の条件を満たしたワインにのみ与えられる品質保証のようなものです。

この表記をされているのが、ワインのラベル。

さて、美味しいワイン選びの鍵を握るAOCは、Appellation d’Origine Contrôlée(アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ)の略で、記され方には4種類あります。
 

AOCの4つの表記方法

  1. (畑名として)
  2. (村名として)
  3. (地区名として)
  4. (地方名として)

 
規定に則って、「Appelation Contrôlée」「Appelation Contrôlée」…などと書かれています。

地方名から畑名と、になっていく、というのが決まりです。
ですので①のCru Beaujolaisと書かれたものが一番高価とされています。

(おさらいになりますが「ボジョレー」はフランスの南東部に位置する地方のことです。)

ひとつ例をとってみてみましょう。
 
出典:WINE ALIGN
Domaine-Andre-Cologne-_26-Fils-Beaujolais-Villages-2009-Label例えばこのラベル。こちらのワインは真ん中に「Appellation Beaujolais-Villages Contrôlée」のAOCがついていることがわかりますね。

ただ、表記の方法や順番はワインによっても異なりますので、「色々あって迷う!」「わからない!」という場合は、とにかくAOCの表記のあるものを選べば間違いなし、ということですね。

 

一番美味しく飲む方法はやっぱり……?

なんだかんだ、好きな人と一緒に楽しむボジョレーが一番美味しいですよね!
ボジョレヌーヴォー解禁後の週末は、解禁を祝うために色々な場所で「ボジョレー・ヌーボーを楽しむ」イベントが開催されるようです。

パーティ形式のもののもあれば、ライブやフードフェスティバルなど、形式はさまざま。
イベントの少ない11月ですが、ちょっと気分を盛り上げるために参加してみてはいかがでしょうか?

しかもパーティといえば出会いもあるはず……
あくまで勿論主役はボジョレーなので、あまりつガツガツした雰囲気にならずに新しい人と出会えるかも…!
クリスマスのお相手がまだ見つかっていないアナタ、これはチャンスかもしれません。

 

今回は簡単なラベルの見方についてお伝えしました。
勿論他にも、葡萄の種類や製造年、ワイナリーなどのチェック方法もあります。
あわせる食事やおつまみにもあわせて、自分好みのワインを見つけることができたらよいですね。

それでは本日も読んでくださいまして、ありがとうございました。

photo by:Tobias Toft

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