秋でも食中毒には油断禁物?!賞味期限を守るべき食べ物


食欲の秋がやってきましたね。
だんだんと涼しくなってきているので、食べ物の賞味期限に緩くなりがちです。
たいていの食べ物は数日なら賞味期限をすぎてもあまり問題はないのですが、中には賞味期限を絶対に守った方が良い、という食べ物もあります。
今日は、食中毒にならないためにも、そんな食べ物をご紹介します。

 

賞味期限と消費期限の違いは?

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出典:flickr
では、そもそものところ賞味期限とは何なのでしょう。
似た言葉で、消費期限というものもありますよね。
食べ物をご紹介する前に、まずは賞味期限と消費期限の違いについて解説します。

賞味期限

比較的長期間、冷蔵や常温で保存ができる加工食品に表示されるもので、開封されていない状態で、正しく保存された場合にを示したものです。
 

消費期限

短期間(5日以内)に劣化してしまう食品に表示されるもので、正しく保存された場合にを示したものです。

気をつけてほしいのは、賞味期限と消費期限のどちらも、開封していない状態での保存期間、ということです。開封してしまった場合は、期限に関わらず早めに食べた方が身のためです。

 

賞味期限を過ぎると危険な食べ物

賞味期限と消費期限、2つの違いがわかったところで、本題に入りましょう。
 

食中毒の原因ワーストワンに輝いています。
特に日本でおなじみのたまごかけご飯は、生卵をそのまま食すという、海外では驚かれるほど危険な食べ方とされています。
日本人かロッキーか、と言われているくらいだそうです。

とはいえ、たまごかけご飯は私ももちろん大好きですし、日本人としてはなかなか辞められません。
生卵のままで食べる場合は賞味期限内、ということをしっかり守った方が良いでしょう。
たまごの賞味期限は生で食べられる期限とされているので、期限内であれば大丈夫です。

賞味期限が切れた場合はしっかり加熱調理すれば1週間ほど過ぎても食べられると言われています。
注意すべきは、生で食べる場合に卵を割ってから長時間放置したり、常温で置きっぱなしになどにした場合に菌が増殖して危険とされています。
卵を割ったら早めに使った方が良いですね。

 

パン類

パン類は種類によってさまざまですが、菓子パンなどの調理されているパンは、特に傷みやすいので要注意です。
食パンは冷凍保存で日持ちする場合がありますが、長期にわたって冷凍するのは危険なので、やめたほうが良さそうです。

 

いちご

果物の中でも特に傷みやすいことで有名です。
果実がやわらかく、みかんなどのように皮で守られていないため、外部からの圧力にとても弱く、パック詰めされているものでは、下に入れられているいちごの傷みに要注意です。
ぶよぶよになっている部分があれば、そこは食べない方が良さそうです。

 

チーズ

青カビによって熟成されたブルーチーズが有名なように、チーズはとてもカビが繁殖しやすい食べ物です。
冷蔵・冷凍を使い分けて上手に保存し、一度開封してしまったものは、なるべく早めに食べた方が良さそうです。

 

貝類、牡蠣

貝類にはもともと菌類が付着しており、長く放置するとこれらの菌類が大量発生してしまうため、食中毒の危険性が上がる傾向にあります。
生で食べる場合は生食用であれば消費期限内、調理用であれば85度以上で1分以上加熱するようにした方が良いです。

 

いかがでしたか?
食中毒が一番多い季節はやはり高温多湿な夏季ですが、食中毒は一年中注意が必要です。
涼しくなってきたからといって油断すると…大変ですね。
食欲の秋ですが、食べ過ぎと賞味期限にはお気をつけください。

本日も、最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

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    Bluebook編集部
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