まずはこれだけ覚えておけば安心!初心者のための日本酒講座


日本酒は結構飲むけど「吟醸酒」や「純米酒」と書かれていても、「ふむ。ようは良い日本酒なんだな。」とざっくりしか分かってない、という方はいませんか?
日本の紳士たるもの日本酒の種類くらいは知っておきたいところ。
今日は脱初心者の為にこれだけ覚えておけばまずは安心!の日本酒の種類について紹介してきたいと思います。

 

日本酒の分類。特定名称酒とは?

酒税法において日本酒の原料・製造方法などの違いによって8種類に分類された名称のことです。
分類方法などの詳しい情報はもちろん後述しますので、今はこんな名称の日本酒があるんだなという認識で大丈夫です。
見たこと、聞いたことがあるようなものではないでしょうか。

 

■特定名称酒

吟醸酒
大吟醸酒
純米酒
純米吟醸酒
純米大吟醸酒
特別純米酒
本醸造酒
特別本醸造酒

 

いっぱいあって覚えるの大変そうですね。
でも大丈夫です。
ある一定の法則がありますので、すぐに覚えられますよ。
ちなみに「特別」とかかれている名称のものは今回は説明から省きますのでご容赦下さいませ。

 

日本酒分類方法 その①

〜『米と水だけで造られているかどうか』〜

 

基本的に米と水で造られる日本酒ですが、米と水以外に「醸造アルコール」が入っているものもあります。
醸造アルコールが入っているから質が悪いということでは全くありませんが、米と水だけで造られている日本酒にはそれと分かるように「純米(じゅんまい)」と付きます。

純米酒は濃厚でコクのある味わいを楽しむことできます。
お米本来の香りや旨みを感じることのできるお酒ですね。

今度から「純米」と書かれた日本酒を見た時は(これは米と水だけで造ったやつだな)と心の中で思っておけばひとまず大丈夫です。

 

日本酒分類方法 その②

〜『米を良く磨いて(削って)いるかどうか』〜

 

日本酒を造る際に原料となる米を磨き(削り)ますが、この磨き具合によって名称が変わってきます。
精米歩合70%(30%磨いたということ)が基本ですが、これを40%磨いた精米歩合60%以下で造られた日本酒は「吟醸(ぎんじょう)」と付きます。
さらに米を磨き、半分以上磨いた精米歩合50%以下で造られたものは「大吟醸(だいぎんじょう)」となります。

なぜお米を削るのか疑問に思いますよね。
お米は、中心の方に純粋なでんぷんがあり、外側の方はタンパク質が多く含まれています。
そのタンパク質を削ることで、お米本来の味を引き出すことができるんですね。

タンパク質を削ると、発酵するときに酵母の栄養分となるタンパク質が足りないため、酵母菌が自ら栄養素を造りだすのですが、その時に発せられる香りがとてもフルーティーで華やかなのです。

「ん?この日本酒はなんかフルーティーだな」と思った時は、吟醸のものが多いと思いますよ。

今度から「吟醸」や「大吟醸」と書かれた日本酒を見た時は(これは米を良く磨いたやつだな)と心の中で思っておけばひとまず大丈夫です。

ちなみに私達が普段食べているごはんの精米は精米歩合90%〜92%くらいです。
それと比べると日本酒はだいぶ磨いているんだなということが分かるかと思います。
磨いた分、たくさんのお米を使用するのでそれなりにお値段も高くなるのは必然ですね。

日本酒分類方法 その③

〜『「純米」「吟醸」を組み合わせる』〜

 

「純米」「吟醸」などの規定を両方クリアしている日本酒はそれらを組み合わせて呼んでいます。

ですので、「水と米だけの原料で且つ精米歩合60%以下」のものは「純米吟醸酒」
もっと磨いて「水と米だけの原料で且つ精米歩合50%」、のものは「純米大吟醸酒」
と組み合わせて呼ばれています。

簡単ですね。

 

純米でも吟醸でもない日本酒はなんて呼ばれているの?

「純米でも吟醸でもない」ということをまとめると以下のようになります。

純米でない → 醸造アルコールが添加されている
吟醸でない → 精米歩合70%以下

上記の規定で、なおかつ醸造アルコールの添加されている割合が規定である約3%以内のもので造られたお酒は「本醸造酒」と呼ばれます。
純米酒に近い香りと風味をもち、純米酒より淡麗でスッキリまろやかな味になります。
一方、「純米」「吟醸」「本醸造」の規定にどれも当てはまらないものは一般的に「三増酒」や「普通酒」などと呼ばれています。
日本酒のラベルに何も名称が書かれていないものはほとんどがこの「三増酒」や「普通酒」と考えてしまっても良いと思います。
でも実は日本酒として日本で流通している70%がこの「三増酒」や「普通酒」なんです。
一番多いのです。

 

いかがでしたか?
これである程度、日本酒の名称の見方や種類が分かったかと思います。
ここで一つ言いたいことがあるのですが、「醸造アルコール添加は一概に悪いことではない」ということです。
醸造アルコールを入れることによって逆に旨味成分を引き出してくれる作用もあったり、味がキリッと引き締まったり、と様々な効果があります。

値段だけで言えば「純米大吟醸」かも知れませんが、人によって味の好みも違いますし、自分はどのお酒が好きなのかを確かめてみたり、どんな料理にどの日本酒が合うのか考えてみたりするともっともっと日本酒を楽しめるのではないでしょうか。
まだまだ書くことはいっぱいありますが、本日はざっくり日本酒の基本がわかって頂ければうれしい限りです。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日の仕事上がりに「日本酒で一杯」などはいかがでしょうか。

 

  • Bluebook編集部
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