え?鼻血が命に関わる?鼻血を出した時の対処法


鼻血って、小さい頃はしょっちゅうでていましたが、大人になるとめったにでなくなりますよね。
ですから、自分の子供が鼻血を出していてもついつい軽くあしらいがちになってしまう方も少なくはないのではないでしょうか。
しかし、実は鼻血も命に関わる病気になりうるのです。知っていましたか?

今回は鼻血が出てしまったときの対処法についてご紹介します。

 

鼻血がでてしまったら…まずは間接圧迫止血法!

鼻血がでてしまったら、以下に説明する間接圧迫止血法で対処しましょう。

1.上体は起こしたまま、少しうつむく形で座ります。
このとき、顔を上に向けてしまうと喉に血が流れ込み、嘔吐の原因となってしまったりもするので気をつけて下さい。
もし血が流れ込んでしまったらすぐにティッシュなどを使って吐き出すようにしましょう。

2.小鼻の部分を親指と人差し指でつまんで、血が止まるまで15分ほど押さえましょう。
このとき、保冷剤などで鼻を冷やすとより速く止血することができます。

基本的にはこの対処法でほとんどの鼻血は止まります。

 

こんなときはすぐに病院へ!

〈30分以上出血が止まらない…〉

30分以上たっても血が止まらない場合は、病院へ行く、または救急車を呼ぶようにしましょう。
脳の血管が傷ついている恐れもあり、命に関わる場合もあります。
特に血がどす黒く、勢いが全く衰えない場合などは危険ですので、救急車を呼ぶようにしましょう。

 

〈頻繁に鼻血がでる…〉

鼻血が、一日に何回もでたり、毎日のようにでたりする場合は、ほかの病気にかかっている可能性があるので、一度病院に行った方が良さそうです。
みなさんもご存じの通り、白血病などがその一例です。
ただし、アレルギー性鼻炎などで血管が弱いだけ、という場合もあるので、心配しすぎる必要はありません。

 

鼻血に関する間違った知識

①鼻血を止めるには上を向くべし!

これはよく聞きますが、先ほども述べたように血がのどに回って、嘔吐の原因となってしまうこともあるのでやめましょう。

 

②鼻血を止めるには首の後ろを叩くべし!

これも、全くのデマですので、やめておきましょう。

 

③鼻血がとまるまで鼻にティッシュをつめておくとよい!

鼻にティッシュをつめて、そのまま血が固まると、ティッシュを外すときにもう一度傷を付けてしまうことがあります。
この方法もあまりおすすめできません。

 

④チョコレートを食べすぎると鼻血がでる!?

小さい頃よく言われた、という人も多いのではないでしょうか。
しかし実はこれ、全くのデマなのです。
昔の人が子供がお菓子を食べ過ぎないように、と考えた文句が、いつの間にか定着してしまったのかもしれませんね。
とはいえ、チョコレートの食べ過ぎは健康に良くないのでほどほどにしておきましょう。

 

以上、今回は鼻血がでた時の対処法についてご紹介しました。
本当に稀ではありますが、命に関わる場合もあるので、特にお子さんなどに当てはまる症状がないか少しだけ確認してみて下さい。
紳士パパは子供の様子も常にチェックです。
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    Bluebook編集部
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