紳士は知っておきたい!こんな時はどうすれば?ナプキンのマナー(発展編)
先日はナプキンの基本編を紹介しましたが、本日は少し一歩先に進んだマナーを紹介したいと思います。
これが出来れば紳士に近づくこと間違いなし。
是非ともマスターしておきましょう。
ナプキンを床に落としてしまったら?
お目当ての女性と楽しい食事をしていて、ふと気がついたら床にナプキンを落としてしまっていた、という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
この時にどういう対応を取れば正解なのか。
紳士は間違っても自分で床に落ちたナプキンを拾ってはいけません。
拾っている姿はとても見た目がみっともないので、食事中の相手に恥をかかせてしまいます。
ここは慌てずサービス係にが気づいてくれるのを待つか、もし気づいてくれなそうな場合は「すみません。ナプキンをもう一枚いただけますか?」などと頼むと良いでしょう。
食事中の相手がナプキンを落とした場合は?
今度は逆に相手がナプキンを落としたのに気づいてしまった場合、紳士はどう対応すれば良いのでしょうか。
正解は、「見てみぬふり・気づかないふりをする」です。
意外に思うかも知れませんが、これも相手の心を思いやる素晴らしいマナーです。
指摘することがかえって相手に恥をかかせてしまいます。
ここは相手に気づいてもらうか、サービス係が気づくのを待ちましょう。
もしそれでも全然気づかない場合は、トイレに行くふりをしてサービス係に頼むか、これはかなり上級者ですが、わざと自分もナプキンを落としてサービス係に「二人分のナプキンを持ってきて頂けますか?」と言えば事情を察してくれるでしょう。
食事終了後のナプキンをテーブルに置くタイミングは?
食事が終わったからといってすぐにナプキンをテーブルの上に置くのはナンセンスです。
「早く帰りたい」という意思表示にも取られかねませんので、慎重にタイミングを見極めましょう。
相手も食べ終わり、ひと通り談笑が終わってからが良いでしょう。
おまけ
ナプキンの使い方NGとしてもう一つ。
『自分のハンカチやティッシュを使う』のはNGです。
お店でナプキンが用意されているのにもかかわらず、自分のものを使用するのは 「このナプキンは汚れていて使えない」と言う意味に取られますので絶対にやめましょう。
ナプキンの使い方は洋食マナーの基本です。
是非、以前の投稿も読み返してしっかりマスターしておきましょうね。
これが出来ればナプキンのマナーに関してはひとまず完璧と言えるでしょう!
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
■参考文献
西出 博子『男の食事 完全マナー』 河出書房新刊